崇徳の教育について
令和3年度学校評価〈自己評価〉
令和3年度学校評価〈自己評価〉
◎学校経営(⇒成果と課題)
1.生徒育成目標 【A】
建学の精神を柱に据え、「健康・誠実・精進・感謝」の校訓四綱領の具現化を目指し、日々の学校生活において、仏参や宗教の授業による学び、宗教だよりの発行、月々の法語の伝道掲示などを通じて、新型コロナウイルス感染症への対策をしながら取り組んでいった。学校生活の随所で生徒の心の成長を感じることができた。
2.募集活動目標 【A】
令和4年度募集は、中学校と高校進学コースが共学2年目となるため、コロナ禍の中で工夫して募集活動を行った。中学校においては、昨年度より入試の形態を一部変更した。その結果、中学校・高等学校ともに入学者の学力のレベルが上昇し、よい成果を出すことができた。今後も安定した募集ができるよう努めなければならない。
3.教育力の強化向上 【B】
ICT教育やアクティブラーニングを取り入れた授業の充実、総合的な探究の時間に向けた研修・研鑽を行うことができた。またSDGsを仏教の視点でとらえた「仏教×SDGs」への取り組みを一歩踏み出すことができた。
4.進路実績の向上 【A】
各学年に応じた進路指導を、生徒や保護者を対象に新型コロナウイルス感染症の関係から形式を変えて行った。昨年度より、新たな入試制度が始まったことから、個々の目標に応じた進路指導を行い、進路の実現に向かって取り組んでいくことができた。国公立大学、難関私立大学への進学実績を伸ばしていくことが課題である。
5.クラブ(部)活動支援 【A】
今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、制限のある中で日々の活動を行った。また、多くの大会が中止となったため、選手のモチベーションを維持することが大きな課題となった。そのような中においても開催された全国大会で、自転車競技部では個人の部において優勝を果たし、柔道では団体の部において準優勝、ボクシング部においても個人の部において準優勝を果たすなどの活躍をした。
6.将来計画の推進 【B】
創設147年目のスタートにして、中学校・高校進学コースにも女子生徒が入学し、新たなスタートを迎えた。男女がお互いに個性を認め合い、支え合っていける学園を目指し、新たな課題に対応しながら、生徒一人ひとりが伸長できる環境を整えていくことができた。年々女子生徒が増加されることが予想される中、学園の今後の在り方を展望しつつ、さらなる進化を目指して取り組んでいかなければならない。
7.現代的諸問題への対応 【B】
地域に愛された開かれた学校にするための行事や活動を行うなど地域との交流を進めていくことを目指した。しかし、コロナ禍の中、外部とかかわる行事を計画することが難しく、新たな取り組みをすることが叶わなかった。
◎教務部
1.LHRや日々の学習を通して、将来の目標を見つめさせる取り組みを各部署と連携して行う。 【B】
2.文章作成を通して、論理的に考えさせる力を身につけさせる。新カリキュラム・各補習の効果的な運用を模索する。 【B】
◎進路指導部
1.進路指導の取り組むべき課題 【A】
(1)情報共有各教科におけるクラスごとの成績推移・分野別得点状況・前年度比較等の模試データを提供し情報共有を図った。
(2)学年との連携
学年ごとの進路LHRおよび進路説明会等の充実を図った。
なお、令和3年度の進路に関する説明会については、保護者対象を除くすべての説明会を実施することができた。
③各コースとの連携
特別進学コースにおいては、特進構想機関を設置し、教務部と連携し進路実績の向上に対する取り組みを推進した。
2.進学実績目標の到達 【A】
「進路実績目標」として以下の数値を提示した。
(1)国公立大学現役合格者数 60名
(2)広島大学合格者数 10名
(3)難関国立大学合格者数 5名
(4)関関同立大合格者数 60名
(5)広島修道大合格者数 60名
2022年4月15日現在においては次のとおりとなっている。
(1)国公立大学現役合格者数 66名
(2)広島大学合格者数 12名
(3)難関国立大学合格者数 0名
(4)関関同立大合格者数 72名
(5)広島修道大合格者数 56名
《2021年度(2022年度入試)進路指導部概括》
国公立大学では、合格者数は66名で、特進コースを中心に進学コース(5型)・進学コース(3型)からも合格者が出ており、全体の頑張りが実を結んだのではないかと感じる。加えて、共通テストが難化したことも本校にとっては追い風となった。ただ、旧帝大に合格者がなかった点だけが残念である。
私立大学では、関関同立に72名が合格し、昨年に続き2年連続の高水準となった。また、地元私立大学においては、広島工業大学に110名が合格し、過去12年で最高の数字となった。
2021年度(2022年度入試)における受験生の動向については、昨年の傾向が更に強まった感がある。コロナ禍における受験生の傾向は、次の通りとなる。
A 早い入試方式を利用して受験する傾向
総合型選抜(9月)≫学校推薦型選抜(11月)≫一般選抜(前期)≫一般選抜(後期)
このように受験生が早期から合格を決める(確保する)動きが加速した。
B 受験費用を削減する傾向
1) 1つの大学の併願数が減少
2) 地元受験・地元志向
◎生活指導部
[生活指導係]
1.基本的生活習慣の確立と校則の順守 【B】
遅刻0を目指してきたが、不注意での遅刻者が0名の日はほとんどなかった。ただ、8時25分を少し過ぎた遅刻がほとんどのため、授業に遅れる生徒は少なかった。朝の登校時刻を見直すだけで、十分改善できる範囲であろう。来年度も継続して指導する必要がある。
2.自転車事故の一掃 【B】
「自転車事故」を一掃すべく全校生徒に対して、朝のSHRやLHRを通じて注意喚起を行ってきたが、残念ながら減少はしていない。大きな事故に繋がるものこそなかったが、いつ何時、被害者または加害者になるのかはわからない。登校時に急いでいたために、ルールを怠った事故も起きている。自転車は危険であるという認識を持つとともに、余裕を持った登校時間を心掛けてほしい。また、自転車マナーに関する苦情も多くいただいた。歩道での並列走行やスピードの出しすぎ、信号無視など、今後とも法令遵守、マナー遵守の指導を強化していきたい。
3.総括 【B】
全体的にみると、大きな事故・事件は起こっていない。しかし、それらに繋がるような事案は起こっており、教員が細かく目を配る必要がある。「このくらいなら」「見つからなければ」といった安易な行動もみられることから、担任を中心に協力体制を整え、粘り強く指導していかなければならない。
[生徒会係]
1.存在感のある生徒会にする 【A】
本年度は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、様々な生徒会行事が中止または規模縮小となった。しかしながら、例年通りとは異なる行事の形を、執行部中心に企画し、運営することができた。
2.各委員会の活性化を図る 【B】
崇徳祭やクラスマッチにおいて、各委員会が主体的に行動し、行事を盛り上げることができた。しかしながら、さらなる委員会活動の活性化のために、委員会が企画する行事を発案する必要がある。
◎宗教教育部
1.学園関係者全体が、仏参や仏教行事などを通して、仏教のみ教え(親鸞聖人のみ教え)を学び、自己中心的にしかとらえられない自己の愚かさを自覚すると同時に、他の気持ち(喜びや悲しみ)を少しでも分かち合える人を育てる。【A】
(1)宗教科と連携し、本学園の建学の精神とそれを具現化した四綱領について学ぶ機会を設けた。
(2)仏参や仏教行事を勤修し、学校生活の中で宗教的情操を育んだ。
2.瞑想の徹底や合掌を習慣化することで、一人ひとりが常にわが身を振り返り、日常生活の中で、「今日のいのち尊し」に気づき、様々なことに感謝することができるような人を育てる。【B】
(1)授業前後の瞑想や仏参・仏教行事での合掌・礼拝を徹底した。
(2)正門・東門・南門での一礼を奨励したが、実施は難しかった。生徒への意識づけが課題である。
3.生徒一人ひとりが安心して学校生活を送られるように、「一人ひとりがかけがえのない存在である」ことに気づかせ、お互いの違いを認め合えるような関係性を模索する。【B】
(1)生徒に人権意識を構築してもらうため、学年ごとにLHRを展開した。
(2)生徒にとって学校が「よりどころ(居場所)」となるよう、教職員が人権に関するする諸問題に対して共通認識をもつ必要がある。
◎総務部
1.各式典の運営を円滑にすすめるため、分掌や学年との連携を深める 【B】
昨年度に引き続き、縮小開催やリモートでの式典となった。ベストな状況においての行事は実現できなかったが、分掌や学年会の協力をいただきながら、ベターな形で実施することができた。なお、視聴覚係と学年行事の連携がうまくとれなかったこともあり、来年度の課題として残った。
2.地域・保護者との連携を図り、安全・安心な開かれた学園作りに取り組む 【B】
新型コロナウイルス感染症のため、授業参観が中止となり、学級懇談会および個人懇談のみの実施となった。PTA行事も中止や縮小開催となったため、保護者との交流も減少した。
3.生徒・教職員が一体となり、校内外の美化活動に努め、過ごしやすい環境作りを目指す。 【B】
備品・消耗品等の補充を行い、学期ごとの施設・設備破損状況調査を実施しつつ、より一層の美化活動の推進を図りたい。来年度より清掃時間が5分短縮されることにより、トイレ掃除だけに限っていえることではないが、時間内に終えることができるかが心配である。
◎企画広報部
1.男女共学を含む学園をアピール 【A】
学校説明会・個別相談会などで広報活動を工夫した。また、塾訪問を積極的に行い、連携を強化した。
2.広報活動の充実した展開 【B】
PCやiPadを活用し、「見せる」広報活動を行った。生徒の活動を前面に出して、学園の様子を伝えた。
◎高校1学年
【目 標】
1.進路決定に向けて取り組む 【C】
・情報収集をしっかり行い、進路について考える。
コロナ禍で思うような情報伝達ができなかった特に保護者に対しての取り組みができなかった。
・進路実現のための確かな学力を身に着ける。
コロナの影響で行事は少なくなってしまったが,授業への影響は最小限に抑えることができていた。
2.他者を認め、思いやりのある心を育む 【A】
・いじめを生まない、許さない人間関係の構築。
初めてiPadを全員に持たせた学年であるがSNSへの投稿などの問題行動は少なかった。
人権LHRなど真剣に取り組み姿を見ることができた。
・他者の立場に立ってものを考える。
仏参やクラスマッチなどにおいて他者に配慮ある行動をとっているように見受けられた。
◎高校2学年
【目 標】
1.基礎的・基本的学習習慣を大切にし、主体的・創造的な学びに発展させる【B】
・基礎・基本を土台とし、課題などを活用して発展的な学習に繋げる。
・教室などの学習環境を整備し、授業に集中する態度を養う。
復習プリントを用意し、宿題・小テストとして行った。
Classiへ学習記録を入力させ学習習慣の定着と自己評価をさせた。
進学コースの生徒は、定期考査1週間前から徹底して学習する様子が伺えた。
教室の清掃、机の中には教材を残さないなど学習環境の整備に努めた。
授業を大切にしていない生徒がまだいる。
学習習慣の定着度に個人差が大きい。
2.絶え間なく精進する【B】
・高い志を持ち、自分の将来に向けての道筋を明確にし、どんな困難にも挑戦し続ける。
・様々な行事においてリーダーとして、フォロワーとしての振る舞いを考えて、あらゆる立場で行動する。
限られた学校行事では、与えられた役割に留まらず、自ら為すべきことを率先して企画・準備・実行・反省を行いやり遂げることができた。
進路に関して高い志を持って困難なことに挑戦するまでには至らなかった。
未だに将来の進路が決定していない生徒がいる。
3.他者を尊重した要請を認め合う【A】
・個々の特性を受容し、その特性を積極的に生かして高めあう。
個性的な生徒が多い中、学習、クラブ活動、ボランティア活動・学校行事など、それぞれの場面で活躍する生徒が見られた。
一年間を通じて生徒間の大きなトラブルはなかった。また仏参を通じて人生の生き方について触れることができ、生徒が思いやりやお互いを尊重する心を育んだと思われる。
◎高校3学年
1.進路決定に向けて全力を尽くす 【B】
・生徒一人ひとりが望む進路目標を概ね達成できた。一般入試で大学を受験する生徒には積極的に模擬試験を受けるなど、努力の姿勢が見えた。
2.最高学年としての自覚を持った学校生活を送る 【B】
・最高学年としての自覚・自立と進路指導が重なり、個々の成長を感じることができた。しかし、遅刻の多さが目立った。
3.他者を認め、思いやりの心を育む 【A】
・クラス内では自然と助け合う姿勢が見られ、成長が感じられた。挨拶、授業態度、他者を思いやるという姿勢については素晴らしかった。廊下ですれ違う時も挨拶をしてくれる生徒が多数で、今後もそのような雰囲気になるよう、我々も生徒を尊重し、こちらもあいさつの声掛けをしていきたい。
◎中学校
1.日々の生活を大切にし、確かな学力を身につける 【B】
・コロナ禍で授業の確保が難しい中、学びを止めないために、課題・補習の対応だけでなく、フォーサイトを毎日教員がチェックするなど生活のふりかえにも尽力した。そのため、基本的な生活習慣の確立は進んだ。
2.思いやりの心を大切にし、素直な態度で人と接する【B】
・学年内に起こる小さな出来事も、全体で共有し考えられるよう学年集会を何度も開いた。
・相手の立場に立って物事を捉えられるよう、その都度、話をして考える機会とした。
3.社会とのつながりを大切にし、積極的に行動する 【A】
・中学校生徒会が積極的に関わって学校行事を行うようにした。不手際もあったが、生徒たちは自ら考え、自発的に行事を進めることができるようになった。
令和4年度 学校の重点教育目標
令和4年度 学校の重点教育目標
◎学校経営
1.学習指導
【高等学校】
【目 標】「質の高い授業」の創造と「教科マネジメント」の充実を図る。
【方 策】
(1)生徒間の対話を通して考えさせ、表現させる授業を展開させる。
(2)集団で学び、新たな気づきや発見のある授業を通して、自ら学びに向かい合い深く掘り下げることのできる生徒を育てる。
(3)生徒の成績推移や実態を把握し、それを踏まえた日常の補習や長期休暇中の補習を実施する。
(4)教務部の適切な進行管理のもとに、生徒と教員とでより良い授業づくりを目指す。
(5)教務部と3学年・教科主任会議・進路指導部が連携して、3学年特別時間割の講座設定について共通理解を図り、組織的・意図的に実施する。
(6)5~6教科7科目型の大学入学共通テスト及び4教科6科目型の国公立二次試験に対応できる教育課程を継続実施する。
⑦「課題・補習・面談」を通して基本的な学力の維持・向上を図る。
【中学校】
(1)生徒個々の学力を最大限に伸ばすため、オンライン授業を含め、規律ある学習環境を整備する。学習習慣の定着を図り、その状況についての定期的な検証を実施するとともに、校内研修の充実を図り、質の高い授業を維持する。生徒の思考力・判断力・表現力を向上させる学習に取り組み、総合的な学習を充実させ、探究学習に繋げる。生徒の英語力の一層の向上を図るとともにSTEAM教育に先進的に取り組む。
(2)情報処理能力を高めるとともに、情報を適切に活用する能力の育成を目指し、Classiを活用し、学習指導及び校務へのICT機器の積極的活用を図る。
(3)総合的な学習の時間(探究活動)を中心とした新教育課程におけるカリキュラム・マネジメントとしてまとめていく。
(4)3観点に基づくルーブリック評価について教科主任会議を中心に検討を進め、概要を固める。
2.生活指導
【高等学校】
【目 標】「生徒に寄り添い、生徒と向き合う指導」から、自立した生徒を育成する。
【方 策】
(1)進学校としてけじめ・メリハリのある授業規律・生活規律を確立するため、全教職員で生活指導にあたる。
(2)仏参・集会やホームルームを通して、望ましい学校生活について生徒に考えさせる指導をするとともに、家庭及びPTAとの連携を図る。
(3)スクールカウンセラーを活用し、生徒の心のケアなど教育相談機能の充実を図る。
(4)年間を通して、生活指導部、教育相談部、各学年と企画委員会とが連携したタイムリーかつ確実な環境整備を行う。(来校者の視点での環境整備)
【中学校】
○安全で規律のある学校生活を生徒が主体的に保持しようとする意識、態度を身につけることを目指す。全教職員で共通した生活指導への意識を持ち、いじめや暴力の根絶を目指し、組織的できめ細かい指導ができるよう指導方法を工夫する。また、生命尊重の教育を一層推進し、生徒の生命にかかわる事故を未然に防止する。中高一貫校の特徴を生かした特別活動を工夫することでリーダーを育成し、豊かな人間性を伸長させる。
○生徒の基礎体力の向上を図るとともに、スクールカウンセラーとの面談等を通して心と体の健康づくりを組織的・計画的に推進する。また、特別支援教育の推進及び食育の充実に努める。
3.進路指導
【高等学校】
【目 標】 現実的探索・試行と社会的移行準備の時期と位置付けの基、『現役での進路実現』を目指す。
【方 策】
(1)学年集会・個人面談等を活用し、最後まであきらめない指導を継続する。
(2)学習支援クラウドやデータベース等により生徒情報を共有し、担任・教科担当・クラブ顧問等があらゆる場面で生徒を励ます指導を行うとともに、学力伸長の契機を可視化・共有する。
(3)進路指導部と教科や学年が連携し、生徒の第一志望合格実現へ向けた進学指導対策を立て、現役合格を達成する。
【中学校】
【目 標】 現実的探索と暫定的選択の時期と位置付け、次の2点に関して推進を図る。
(1)生徒が確固たる職業観・勤労観を持ち、最適な進路を実現させるための6年間を通したキャリア教育を策定し、充実した進路指導を行う。様々なオンラインツールを活用し、個別指導の充実を図る。難関国立大学にチャレンジする生徒を支援する。
(2)深い学びに繋がる探究活動の精査、見直しをする。1学期過程から3学期過程に繋がる計画書の策定。
4.特別活動
【高等学校・中学校】
【目 標】「文武両道」を奨励し、生徒の帰属意識を高める。
【方 策】
(1)クラブ活動参加を奨励する。
(2)崇徳学園の生徒として教職員全員が応援できるクラブ活動を目指す。
(3)崇徳祭・クラスマッチ・バレーボール大会等を通して、全校生徒の成就感や達成感を高める。
(4)生徒会活動・各委員会活動を支援し、生徒自身の自主的・自律的な活動を充実させる。
(5)浄土真宗の精神に基づく教育を展開し、宗門関係学校で構成される龍谷総合学園の「仏教×SDGs」をキーワードに、プロジェクトを推進していく。
5.募集・広報活動
【高等学校・中学校】
【目 標】「本校を第一志望とする生徒」の入学。
【方 策】
(1)学校見学会・説明会・授業公開を通して、本校を理解した生徒・保護者に選んでいただく。
(2)生徒の活躍(学習面・学校行事・クラブ活動等)をタイムリーに学校ウェブサイトへ掲載する。
(3)各分掌が所轄するウェブサイトの内容をより自主的に更新・情報発信していく。
(4)中・小学生とその保護者を対象とした学校説明会をより一層充実させる。
6.学校経営・組織体制
【高等学校・中学校】
【目 標】「迅速な情報共有と知恵の結集で改善を」
【方 策】
(1)企画委員会と各分掌部会議との双方向性を維持する。
(2)ICT機器や校内ファイルサーバを有効活用して、迅速・確実な情報共有を行う。
(3)「Google Workspace」を導入し、オンライン活用型学習の工夫に取り組む。
(4)「学校経営計画」に基づき、各分掌が組織目標の設定・中間総括・年度末総括を実施する。
(5)校長が、月80時間以上の超過勤務を行った教職員への声掛けを継続する。
◎教務部
1,授業時間割の適切な運用を行い、生徒の学習環境の整備と充実を図る。
2,教務部の業務を可視化し、整理と検証を重ねることで、ミスのない丁寧な作業と弾力的かつシンプルな教務運営を行う。
3,学習指導要領の改訂に伴う新カリキュラムを適切に運用しつつ、新たな課題を集約・共有することで、次年度以降の運用を検証する。
4,観点別評価導入に伴う成績評価の在り方について、教育研究部・教科主任と連携して
その問題点と解決策を研究・検討し、次年度以降の本格運用に向け本校にフィットし
た運用を模索する。
5,教務規定の見直し・改定を行うとともに、規定や内規に則った適切かつ厳格な教務運
営を周知徹底する。
6,新教務システムへのデータ移行を正確かつ丁寧に行い、成績処理についての新たなマニュアルを作成・提示し、2023年度からの運用を目指す。
7,教務関連の諸連絡(教員・生徒・保護者・外部)・各種データの提供・チャイム設定
を間違いや遺漏がないように行う。
8,オンライン授業(気象警報発令時や新型コロナ対応)実施に向けた運用方法を、教育研究部を中心に関係各部署と連携して、研究・検討する。
9,各種講座(受験対策講座・学力補充講座・発展講座)の効果的な運用を検討し、学習環境の充実を図る。
10,文章作成力を向上させる取り組みをより有効に行えるよう検討・立案する。
11,各種書類の電子化を検討する。
◎進路指導部
1.重点課題
(1)国公立大学合格実績向上のためのサポート
(2)データ分析に基づいた教科指導および進路指導
2.進学実績目標
(1)国公立大学合格者70名
[2022年度入試66名・2021年度入試41名・2020年度入試47名]
(2)難関国立大学(旧帝大)合格者5名以上
[2022年度入試0名・2021年度入試3名・2020年度入試2名]
(3)広島大学合格者10名以上
[2022年度入試12名・2021年度入試6名・2020年度入試4名]
3.留意点
世の中の動向が進路指導する際の羅針盤となる。適切な状況判断とスピード感ある対応に心掛ける。一番最初に咲く桜の花もあれば、一番最後に咲く桜の花もある。最後の一輪まで咲かせることが大切である。
4.進路指導の充実
【中学校】
多様化する社会に通用する人間を育成するため、自己の在り方、生き方等を考えさせる。生徒に確固たる職業観、勤労観を持たせ、最適な進路を実現させるためのキャリア教育を策定し、進路指導を行う。
【高等学校】
先行き不安な世の中の動向を読み解き、将来の職業に直結した進学指導を行い、国公立大学合格者実績の向上を図る。加えて、生徒一人ひとりが受験勉強を通じて小さな哲学を築かせることを切に願う。
◎生活指導部
1.あいさつの励行
(1)お互いが目(顔)を見てあいさつをする。
(2)あいさつができることは、国際社会で活躍する第一歩であることを認識する。
(3)授業前後のあいさつを丁寧に行う。
(4)授業においては呼名を行い、返事を確認する。生徒の状況を把握する。
2.時間を守る
(1)登下校の時間を厳守させる。登校は8時25分、下校は19時に校門を通過する。
(2)教員は始業チャイム前に教室に入る。入室後は状況把握を行う。担任との連携を図る。
3.規範意識を高める
(1)制服の着こなしや、頭髪の指導を丁寧に行う。
(2)公共の場(教室やランチルームなど)の使用において、掃除や利用マナーを守らせる。
4.貴重品管理の徹底
(1)タブレットや携帯電話、財布などの金品の管理を徹底させる。
(2)ロッカーをきちんと施錠させる。大金や貴重品を持って登校した場合は、担任やクラブ顧問が預かる。
(3)自分の持ち物の管理、大切に使っていくことを推進する。
5.交通安全の徹底
(1)自転車専用道路の開設に伴い、安全面を含めて校内への乗り入れを徹底させる。
(2)中高1年生の交通安全教室及び登下校のマナーを徹底させる。
6.携帯電話・タブレットの不正利用や、SNSの利用についてのマナーの指導。
7.生徒、保護者、担任、各学年主任、生活指導部、管理職との連携を密にする。
【生徒会係】
1・自主的精神の涵養
(1)生徒会行事の計画・運営を執行部中心に主体的に取り組ませる。
(2)日常生活における生徒の要望や意見をまとめ、改善点や問題点を考えさせる。
(3)専門委員会を包括した活動を展開する。各専門委員会を活用した運動や仕事を計画し、運営させる。
◎宗教教育部
1.学園関係者全体が、仏参や仏教行事などを通して、仏教のみ教え(親鸞聖人のみ教え)を学び、自己中心的にしかとらえられない自己の愚かさを自覚すると同時に、他の気持ち(喜びや悲しみ)を少しでも分かち合える人を育てる。
(1)宗教科と連携し、本学園の建学の精神とそれを具現化した四綱領について学ぶ機会を設けるとともに、仏教行事が厳かに勤修できるよう適切に計画・実施する。
(2)仏参や仏教行事を中心に、学校生活の中で宗教的情操を育む。
2.瞑想の徹底や合掌を習慣化することで、一人ひとりが常にわが身を振り返り、日常生活の中で、「今日のいのち尊し」に気づき、様々なことに感謝することができるような人を育てる。
(1)授業前後の瞑想や仏参・仏教行事での合掌・礼拝を徹底する。
(2)正門・東門・南門での一礼を奨励する
3.生徒一人ひとりが安心して学校生活を送られるように、「一人ひとりがかけがえのない存在である」ことに気づかせ、お互いの違いを認め合えるような関係性を模索する。
(1)生徒一人ひとりがいじめや差別のない学校生活を送られるように、各学年で人権教育LHRを計画・実施する。
(2)献血活動を通して、いのちの尊さについて考える。
◎総務部
【目 標】
1.各式典の運営を円滑にすすめるため、分掌や学年との連携を深める。
2.地域・保護者との連携を図り、安全・安心な開かれた学園づくりに取り組む。
3.生徒・教職員が一体となり、校内外の美化活動に努め、過ごしやすい環境作りを目指す。
◎企画広報部
【目 標】
1.男女共学を含む学園をアピール
・学校説明会、個別相談会などで広報活動を工夫する。
・塾訪問を積極的に行い、連携を強化する。
2.広報活動の充実した展開
・Webを活用し、オンラインでの広報活動を行う。
・生徒の活動を前面に出して、学園の様子を伝える。
・校内への広報活動を行い、学校説明会を充実させる。
◎高校1学年
【目 標】
1.基本的生活習慣の確立
・時間を守る
・規則正しい生活をする
・礼節を守る
・自分の責任を果たす
2.基礎学力の養成
・1日最低2時間の家庭学習をおこなう
・積極的に模擬試験をうける
・スタディーサポートや模擬試験の結果を活用し、自己の学力や学習習慣を再確認する。
3.思いやりの心を育む
・相手の立場に立って考えることのできる人間になる
・いじめを生まない、許さない人間関係をつくる
◎高校2学年
【目 標】
1.進路決定に向けて取り組む
・情報収集をしっかり行い、進路について考える。
・進路実現のための確かな学力を身に着ける。
2.他者を認め、思いやりのある心を育む
・いじめを生まない、許さない人間関係の構築。
・他社の立場に立ってものを考える。
◎高校3学年
【目 標】
1.進路実現
進路目標に向けての学習時間を積み重ねる
2.日々漸進
高い志を持って社会の変化に主体的に向き合い、グローバルな社会の発展に
貢献することを目指す。
他者を感じる力、他者とつながる力を身につけ豊かな人間性を培う。
◎中学校
【教育目標】
1.日々の生活リズムと学習習慣を身につける。
2.協働してものごとに取り組む。
3.自分の将来を意識した行動をとる。