学校経営(成果と課題)
1.生徒育成目標 【A】
建学の精神を柱に据え、「健康・誠実・精進・感謝」の校訓四綱領の具現化を目指し、日々の学校生活において、仏参や宗教の授業による学び、宗教だよりの発行、月々の法語の伝道掲示などを通じて、新型コロナウイルス感染症への対策をしながら取り組んでいった。学校生活の随所で生徒の心の成長を感じることができた。
2.募集活動目標 【A】
令和5年度募集は、中学校と高校進学コースが共学4年目となるため、コロナ禍の中で工夫して募集活動を行った。その結果、中学校・高等学校ともに入学者の学力のレベルが上昇し、よい成果を出すことができた。今後も安定した募集ができるよう努めなければならない。
3.教育力の強化向上 【B】
ICT教育やアクティブラーニングを取り入れた授業の充実、総合的な探究の時間に向けた研修・研鑽を行うことができた。またSDGsを仏教の視点でとらえた「仏教×SDGs」への取り組みをさらに進めることができた。
4.進路実績の向上 【A】
各学年に応じた進路指導を、生徒や保護者を対象に新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から形式を変えて行った。個々の目標に応じた進路指導を行い、進路の実現に向かって取り組んでいくことができた。国公立大学、難関私立大学への進学実績を伸ばしていくことが課題である。
5.クラブ(部)活動支援 【A】
今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、制限のある中で日々の活動を行った。そのような中においても開催された全国大会で、柔道部では個人の部において優勝を果たし、自転車競技部、ボクシング部においても個人の部において入賞を果たすなどの活躍をした。また、文化部においては、新聞部が全国高等学校総合文化祭において、2年連続の最優秀賞を獲得した。
6.将来計画の推進 【B】
男女共学となり、3年が経過した。個々がお互いに個性を認め合い、支え合っていける学園を目指し、新たな課題に対応しながら、生徒一人ひとりが伸長できる環境を整えていくことができた。年々女子生徒が増加されることが予想される中、学園の今後の在り方を展望しつつ、さらなる進化を目指して取り組んでいかなければならない。
7.現代的諸問題への対応 【B】
地域に愛された開かれた学校にするための行事や活動を行うなど地域との交流を進めていくことを目指した。しかし、コロナ禍の中、外部とかかわる行事を計画することが難しいことが多かったが、少しずつ以前の取り組みに戻していくよう学校行事などを考えた。