令和4年度
学校評価〈自己評価〉

学校経営(成果と課題)

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1.生徒育成目標 【A】

建学の精神を柱に据え、「健康・誠実・精進・感謝」の校訓四綱領の具現化を目指し、日々の学校生活において、仏参や宗教の授業による学び、宗教だよりの発行、月々の法語の伝道掲示などを通じて、新型コロナウイルス感染症への対策をしながら取り組んでいった。学校生活の随所で生徒の心の成長を感じることができた。

2.募集活動目標 【A】

令和5年度募集は、中学校と高校進学コースが共学4年目となるため、コロナ禍の中で工夫して募集活動を行った。その結果、中学校・高等学校ともに入学者の学力のレベルが上昇し、よい成果を出すことができた。今後も安定した募集ができるよう努めなければならない。

3.教育力の強化向上 【B】

ICT教育やアクティブラーニングを取り入れた授業の充実、総合的な探究の時間に向けた研修・研鑽を行うことができた。またSDGsを仏教の視点でとらえた「仏教×SDGs」への取り組みをさらに進めることができた。

4.進路実績の向上 【A】

各学年に応じた進路指導を、生徒や保護者を対象に新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から形式を変えて行った。個々の目標に応じた進路指導を行い、進路の実現に向かって取り組んでいくことができた。国公立大学、難関私立大学への進学実績を伸ばしていくことが課題である。

5.クラブ(部)活動支援 【A】

今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、制限のある中で日々の活動を行った。そのような中においても開催された全国大会で、柔道部では個人の部において優勝を果たし、自転車競技部、ボクシング部においても個人の部において入賞を果たすなどの活躍をした。また、文化部においては、新聞部が全国高等学校総合文化祭において、2年連続の最優秀賞を獲得した。

6.将来計画の推進 【B】

男女共学となり、3年が経過した。個々がお互いに個性を認め合い、支え合っていける学園を目指し、新たな課題に対応しながら、生徒一人ひとりが伸長できる環境を整えていくことができた。年々女子生徒が増加されることが予想される中、学園の今後の在り方を展望しつつ、さらなる進化を目指して取り組んでいかなければならない。

7.現代的諸問題への対応 【B】

地域に愛された開かれた学校にするための行事や活動を行うなど地域との交流を進めていくことを目指した。しかし、コロナ禍の中、外部とかかわる行事を計画することが難しいことが多かったが、少しずつ以前の取り組みに戻していくよう学校行事などを考えた。

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宗教教育部

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1.学園関係者全体が、仏参や仏教行事などを通して、仏教のみ教え(親鸞聖人のみ教え)を学び、自己中心的にしかとらえられない自己の愚かさを自覚すると同時に、他の気持ち(喜びや悲しみ)を少しでも分かち合える人を育てる 【A】

①宗教科と連携し、本学園の建学の精神とそれを具現化した四綱領について学ぶ機会を設けた。
②仏参や仏教行事を勤修し、学校生活の中で宗教的情操を育んだ。

2.瞑想の徹底や合掌を習慣化することで、一人ひとりが常にわが身を振り返り、日常生活の中で、「今日のいのち尊し」に気づき、様々なことに感謝することができるような人を育てる 【B】

①授業前後の瞑想や仏参・仏教行事での合掌・礼拝を徹底した。
②正門・東門・南門での一礼を奨励したが、実施は難しかった。生徒への意識づけが課題である。

3.生徒一人ひとりが安心して学校生活を送られるように、「一人ひとりがかけがえのない存在である」ことに気づかせ、お互いの違いを認め合えるような関係性を模索する 【B】

①生徒に人権意識を構築してもらうため、学年ごとにLHRを展開した。
②生徒にとって学校が「よりどころ(居場所)」となるよう、教職員が人権に関するする諸問題に対して共通認識をもつ必要がある。

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教務部

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1.学習環境の整備と学習指導の充実 【B】

授業時間割の適切な運用を行い、生徒の学習環境の整備と充実を図った。また、成績検証を各学期におこない、学習指導と評価の見直しを教員全体でおこなうことで、発展性のある連続的な学習指導と評価を目指した。今後も定期的に検証の機会を設け、学校全体で学習指導と評価の向上に努めたい。

2.教務部の業務の可視化とシンプルな教務運営 【A】

教務5カ年計画や課題管理表を導入するなど、可能な限り教務部の業務を可視化し、整理と検証を重ねることで、ミスのない丁寧な作業と弾力的かつシンプルな教務運営を遂行することができた。

3.学習指導要領の改訂に伴う新カリキュラムの適切な運用 【B】

学習指導要領の改訂に伴う新カリキュラムを適切に運用しつつ、新たな課題を集約・共有することで、次年度以降の運用を検証した。引き続き、課題を検討するとともに、より良いカリキュラムと運用を模索したい。

4.観点別評価導入に伴う成績評価の在り方の検証 【A】

観点別評価導入という大きな転換点を迎え、教育研究部・教科主任と連携してその問題点と解決策を研究・検討し、本校にフィットした運用を模索した。従来の評価方法と比較して複雑化する部分を極力シンプルにすること、また教科特性を生かしつつ全教科で統一した適切な評価が行えるようにすることを主眼とし、議論と調整を重ねた。

5.教務規定の見直し・改定 【B】

教務規定の見直しおよび改定を行うとともに、規定や内規に則った適切かつ厳格な教務運営を周知徹底した。教務規定の見直しについては、今後も議論と検証を重ね、より良い教務運営につなげていきたい。

6.新教務システムへの移行 【B】

2023年度からの運用を目指して新教務システムへのデータ移行を正確かつ丁寧に行い、成績処理についての新たなマニュアルを作成・提示した。しかしながら、移行計画や運用方法に想定より不十分であった感は否めず、トラブルシューティングに多くの時間を費やし、多くの先生方に負担を強いることになったことは今後の課題として十分に生かしていきたい。

7.教務関連の諸連絡やデータ提供 【A】

種々の教務関連連絡(教員・生徒・保護者・外部)・各種データ・チャイム設定に間違いや遺漏がないよう確認作業を徹底し、丁寧かつ迅速な連絡・提供をおこなった。

8.オンライン授業の整備と充実 【B】

オンライン授業の運用方法や必要機材の整備を、教育研究部を中心に関係各部署と連携して、研究・検討した。

9.長期休暇補習・各種講座の充実 【A】

春・夏・冬の長期休暇補習や各種講座(受験対策講座・学力補充講座・発展講座)の効果的な運用を検討し、可能な限り要望を生かしつつ、学習環境の充実を図った。

10.文章作成力向上の取り組み 【B】

生徒個々の文章作成力の向上を目指し、高校1年より段階的に取り組めるようにガイダンスを実施し、高校3年生は添削を含んだ学習を取り入れた。受験や大学での学び、社会における一般的な文章作成につながるよう、さらに検討を重ねてより良い学習機会を提供したい。

11.各種書類の電子化 【A】

教務関連の各種書類やデータを電子化し可能な限りペーパーレス化を目指した。また、それらを体系的・時系列にまとめることで、共有・活用しやすいように整えた。

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進路指導部

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1.進路指導の取り組むべき課題 【A】

①情報共有
各教科におけるクラスごとの成績推移・分野別得点状況・前年度比較等の模試データを提供し情報共有を図った。
②学年との連携
学年ごとの進路LHRおよび進路説明会等の充実を図った。なお、令和4年度の進路に関する説明会については、保護者対象をオンライン等で行い、すべての説明会を実施することができた。
③各コースとの連携
特別進学コースにおいては、特進構想機関を設置し、教務部と連携し進路実績の向上に対する取り組みを推進した。

2.進学実績目標の到達 【B】

「進路実績目標」として以下の数値を提示した。
①国公立大学現役合格者数 60名
②広島大学合格者数 10名
③難関国立大学合格者数 5名
④関関同立大合格者数 60名
⑤広島修道大合格者数 60名

2023年4月15日現在においては次のとおりとなっている。
①国公立大学現役合格者数 75名
②広島大学合格者数 10名
③難関国立大学合格者数 2名
④関関同立大合格者数 55名
⑤広島修道大合格者数 121名

国公立大学では、合格者数は75名で、特進コースを中心に進学コース(5型)・進学コース(3型)からも合格者が出ており、全体の頑張りが実を結んだのではないかと感じる。
私立大学では、関関同立に55名が合格し、昨年より合格者を減らしたことは残念であった。しかし、昨年度合格者がいなかった早慶から10名、GMARCHから22名の合格者が出たことは大変喜ばしいことである。地元私立大学においては、広島修道大学が121名、広島工業大学に110名が合格し、過去12年で最高の数字となった。
2022年度(2023年度入試)における受験生の動向については、昨年の傾向が更に強まった感がある。コロナ禍における受験生の傾向は、次の通りとなる。

①早い入試方式を利用して受験する傾向
総合型選抜(9月)≫学校推薦型選抜(11月)≫一般選抜(前期)≫一般選抜(後期)
このように受験生が早期から合格を決める(確保する)動きが加速した。そのため、併願で市立大学に合格した生徒の国公立大学受験への動きが鈍化した。
②進路未決定を避ける傾向
一つの大学の併願数が増加した。また、複数の方式で受験する傾向が強まった。
③強い地元志向の傾向
広島県内の進路状況は50.8%であった。

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生活指導部

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[生活指導係]

1.基本的生活習慣の確立と校則の順守 【B】

遅刻0を目指してきたが、不注意での遅刻者が0名の日はほとんどなかった。ただ、8時25分を少し過ぎた遅刻がほとんどのため、授業に遅れる生徒は少なかった。朝の登校時刻を見直すだけで、十分改善できる範囲であろう。また、生徒会とも協力し、遅刻ゼロキャンペーンも企画しているが、来年度も継続して指導する必要がある。

2.自転車事故の一掃 【B】

「自転車事故」を一掃すべく全校生徒に対して、朝のSHRやLHRを通じて注意喚起を行ってきたが、残念ながら減少はしていない。大きな事故に繋がるものこそなかったが、いつ何時、被害者または加害者になるのかはわからない。登校時に急いでいたために、ルールを怠った事故も起きている。自転車は危険であるという認識を持つとともに、余裕を持った登校時間を心掛けてほしい。また、自転車マナーに関する苦情も多くいただいた。歩道での並列走行やスピードの出しすぎ、信号無視など、今後とも法令遵守、マナー遵守の指導を強化していきたい。中高1年生を対象に交通安全教室を実施し、事故の危険性を学ばせた。

全体的にみると、大きな事故・事件は起こっていない。しかし、それらに繋がるような事案は起こっており、教員が細かく目を配る必要がある。「このくらいなら」「見つからなければ」といった安易な行動もみられることから、担任を中心に協力体制を整え、粘り強く指導していかなければならない。

[生徒会係]

1.存在感のある生徒会にする 【A】

新型コロナウイルス感染症の影響もあったが、本年度は様々な生徒会行事を内容を変更しながら行った。準備等は大変であったが、生徒会執行部を中心に積極的に活動することができた。

2.各委員会の活性化を図る 【B】

崇徳祭やクラスマッチにおいて、各委員会が主体的に活動することができた。また、クラス旗を制作するなど新たな試みもあり、大いに盛り上がった。さらなる委員会活動の活性化のために、委員会が企画する行事・取り組みを立案する必要がある。

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総務部

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1.各式典の運営を円滑にすすめるため、分掌や学年との連携を深める 【A】

昨年度に引き続き、リモート配信も行いながらの式典であったが、分掌や学年とのご協力もいただきながら、概ねすべての行事を滞りなく実施することができた。

2.地域・保護者との連携を図り、安全・安心な開かれた学園作りに取り組む 【B】

ようやく3学期に中学校の授業参観を実施することができ、少しずつ保護者の方に学校へ来ていただける機会が増えることを願いたい。開かれた学園づくりに取り組むためにも、学校全体が情報の適切な公開、社会に開かれたつながりのあるカリキュラムの編成など実現していかなければならない。

全体的にみると、大きな事故・事件は起こっていない。しかし、それらに繋がるような事案は起こっており、教員が細かく目を配る必要がある。「このくらいなら」「見つからなければ」といった安易な行動もみられることから、担任を中心に協力体制を整え、粘り強く指導していかなければならない。

3.生徒・教職員が一体となり、校内外の美化活動に努め、過ごしやすい環境作りを目指す  【C】

掃除時間の短縮により、特にトイレ掃除は不十分な形で終わってしまった。ほとんど掃除をしていないと思われる場所もあった。気づいた教員が率先して美化を行っているのが現実。環境美化の意識づけが、生徒・教職員ともに徹底できなかった。

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企画広報部

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1.本校主催の説明会(OS、OH、対塾説明会、放課後説明会など)を適性に実施する 【A】

10月のOHは各教室を利用し3回に分けて映像を見ていただく形式に、OSは講堂にて実施。本校の様子や今年度の入試説明ができた。また、11月には、放課後説明会として、中学を2回、高校を3回実施し、入試説明会に参加できなかった人たちへ、細かい説明をすることができた。また、中学校においては、2月に4,5年生を対象とした第3回OSを3年ぶりに実施することができ、これから受検を考える小学生に対して、本校の魅力、私学の魅力を伝えた。

2.外部主催の説明会(私学フェスタ、各塾進学説明会など)へ積極的に参加する 【A】

10月予定の私学フェスタが3年ぶりに実施され、多くの受験生にアピールすることができた。

3.プロモ、チラシなどの配布物を配る 【B】

新型コロナウイルス感染症の影響で、生徒の様子が伝わるプロモーションビデオの制作は来年度以降に延期した。

4.塾との連携を図る 【A】

昨年度より塾訪問の回数は増えた。また、塾の模擬試験会場として、本校を利用していただき、塾生に崇徳の施設をみてもらう機会が増えた。

5.HPを積極的に活用する 【B】

プログ、トピックスなどの更新が前半同様、活用できなかった。次年度に新しい業者にHPの運営を行ってもらえるよう事務と連携した。

6.研修会に積極的に参加し、広報活動に役立てる 【B】

後半は参加できる研修がなかった。

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高等学校

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1学年

1.基本的生活習慣の確立 【B】

  • 輪を乱すような生徒がいても周囲が注意していてしっかりとルールを守っていた。
  • ベル着を十分に徹底することができなかった。掃除についてもう少し高いレベルで取り組ませたかった。
  • 遅刻は一部の生徒に限られる傾向となったものの、授業時間を厳守しようという意識を全体として見ることはできなかった。礼節を守るという点においても、マナーを重んじる姿勢を教員だけでなく生徒同士でも持たせる取り組みが必要である。
  • 時間を守らせることはできたが、生徒自らがあいさつできるようにしたい。
  • 遅刻をする生徒が何人かいた。

2.基礎学力の養成 【B】

  • 放課後学校に残って勉強する生徒が10人前後いて毎日よく頑張っていた。模試の直しにしっかり取り組んで提出していた。
  • 学習時間をClassiに入力させたが、学習時間が最低2時間どころか1時間もしてないような状態で、日々の学習時間の確保ができていなかった。

3.思いやりのある心を育む 【B】

  • 全体としては思いやりを持って行動していたが、一部の生徒はなかなか相手の立場で考える姿勢が身に付かなかった。いじめなどの事案は年間を通してなかった。
  • 集団でのいじめはなく、怪我をしている生徒を補助したり、行事でも声をかけ合ったりという場面も見られた。
  • 人間関係は良好であったが、クラス内でもっと助け合いができる力をつけることが必要である。

2学年

1.進路決定に向けて取り組む 【B】

  • 情報収集をしっかり行い、進路について考える。進路LHRや個人面談などを通して自分の進路について考える機会が増えた。iPadの導入によりネットからの情報収集が容易となった。進路の講演をリモートで行うことができた。
  • 進路実現のための確かな学力を身に着ける。日常の授業の大切さを伝え、日常の予復習に努めた。進学を意識し、授業の中で演習を行う機会が増えた。

2.他者を認め、思いやりのある心を育む 【A】

  • いじめを生まない、許さない人間関係の構築。SNS関連の問題行動は少なかった。学校の様子から速やかに保護者と連絡を取り、問題の改善に早期から取り組むことができた。
  • 他者の立場に立ってものを考える。クラスマッチなどの学校行事を通して他者に配慮ある行動をとっているように見受けられた。人権LHRなど真剣に取り組む姿を見ることができた。

3学年

1.進路実現 【A】

  • 進路目標に向けての学習時間の積み重ねは概ねできていたように思う。

2.日々漸進 【B】

  • 受験への取り組みを通して社会の変化に主体的に向き合うことやグローバルな社会の発展に貢献することを目指すことができた。
  • コロナ禍の中で工夫して取り組んだ学校行事を通して他者を感じる力、他者とつながる力を身につけることができた。また、豊かな人間性も培われたように思う。

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中学校

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1.日々の生活を大切にし、確かな学力を身につける 【A】

  • 英検や模試において、個々の目標を設定し、主体的に学ぶよう始動を進めた。また、フォーサイトを毎日教員がチェックし、家庭学習を含めた生活委の振り返りも尽力した。

2.思いやりの心を大切にし、素直な態度で人と接する 【B】

  • 学年内に起こる小さな出来事も、全体で共有し考えられるよう学年集会を何度も開いた。相手の立場に立って物事を捉えられるよう、その都度、話をして考える機会とした。

3.社会とのつながりを大切にし、積極的に行動する 【A】

  • 中学校生徒会が中心となって学校行事を進めるよう取り組んできた。毎日のように執行部会を開き、生徒たちは自ら考え、自発的に行事を進めることができるようになった。

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令和4年度
学校の重点教育目標

学校経営

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1.学習指導

[高等学校]

目標

「質の高い授業」の創造と「教科マネジメント」の充実を図る。

方策

  1. 生徒間の対話を通して考えさせ、表現させる授業を展開させる。
  2. 集団で学び、新たな気づきや発見のある授業を通して、自ら学びに向かい合い深く掘り下げることのできる生徒を育てる。
  3. 生徒の成績推移や実態を把握し、それを踏まえた日常の補習や長期休暇中の補習を実施する。
  4. 教務部の適切な進行管理のもとに、生徒と教員とでより良い授業づくりを目指す。
  5. 教務部と3学年・教科主任会議・進路指導部が連携して、3学年特別時間割の講座設定について共通理解を図り、組織的・意図的に実施する。
  6. 5~6教科7科目型の大学入学共通テスト及び7教科6科目型の国公立二次試験に対応できる教育課程を継続実施する。
  7. 「課題・補習・面談」を通して基本的な学力の維持・向上を図る。

[中学校]

  1. 生徒個々の学力を最大限に伸ばすため、オンライン授業を含め、規律ある学習環境を整備する。学習習慣の定着を図り、その状況についての定期的な検証を実施するとともに、校内研修の充実を図り、質の高い授業を維持する。生徒の思考力・判断力・表現力を向上させる学習に取り組み、総合的な学習を充実させ、探究学習に繋げる。生徒の英語力の一層の向上を図るとともにSTEAM教育に先進的に取り組む。
  2. 情報処理能力を高めるとともに、情報を適切に活用する能力の育成を目指し、Classiを活用し、学習指導及び校務へのICT機器の積極的活用を図る。
  3. 総合的な学習の時間(探究活動)を中心とした新教育課程におけるカリキュラム・マネジメントとしてまとめていく。
  4. 3観点に基づくルーブリック評価について教科主任会議を中心に検討を進め、概要を固める。

2.生活指導

[高等学校]

目標

「生徒に寄り添い、生徒と向き合う指導」から、自立した生徒を育成する。

方策

  1. 進学校としてけじめ・メリハリのある授業規律・生活規律を確立するため、全教職員で生活指導にあたる。
  2. 仏参・集会やホームルームを通して、望ましい学校生活について生徒に考えさせる指導をするとともに、家庭及びPTAとの連携を図る。
  3. スクールカウンセラーを活用し、生徒の心のケアなど教育相談機能の充実を図る。
  4. 年間を通して、生活指導部、教育相談部、各学年と企画委員会とが連携したタイムリーかつ確実な環境整備を行う。(来校者の視点での環境整備)

[中学校]

  1. 安全で規律のある学校生活を生徒が主体的に保持しようとする意識、態度を身につけることを目指す。全教職員で共通した生活指導への意識を持ち、いじめや暴力の根絶を目指し、組織的できめ細かい指導ができるよう指導方法を工夫する。また、生命尊重の教育を一層推進し、生徒の生命にかかわる事故を未然に防止する。中高一貫校の特徴を生かした特別活動を工夫することでリーダーを育成し、豊かな人間性を伸長させる。
  2. 生徒の基礎体力の向上を図るとともに、スクールカウンセラーとの面談等を通して心と体の健康づくりを組織的・計画的に推進する。また、特別支援教育の推進及び食育の充実に努める。

3.進路指導

[高等学校]

目標

現実的探索・試行と社会的移行準備の時期と位置付けの基、『現役での進路実現』を目指す。

方策

  1. 学年集会・個人面談等を活用し、最後まであきらめない指導を継続する。
  2. 学習支援クラウドやデータベース等により生徒情報を共有し、担任・教科担当・クラブ顧問等があらゆる場面で生徒を励ます指導を行うとともに、学力伸長の契機を可視化・共有する。
  3. 進路指導部と教科や学年が連携し、生徒の第一志望合格実現へ向けた進学指導対策を立て、現役合格を達成する。

[中学校]

目標

現実的探索と暫定的選択の時期と位置付け、次の2点に関して推進を図る。

方策

  1. 生徒が確固たる職業観・勤労観を持ち、最適な進路を実現させるための6年間を通したキャリア教育を策定し、充実した進路指導を行う。様々なオンラインツールを活用し、個別指導の充実を図る。難関国立大学にチャレンジする生徒を支援する。
  2. 深い学びに繋がる探究活動の精査、見直しをする。1学期過程から3学期過程に繋がる計画書の策定。

4.特別活動

[高等学校・中学校]

目標

「文武両道」を奨励し、生徒の帰属意識を高める。

方策

  1. クラブ活動参加を奨励する。
  2. 崇徳学園の生徒として教職員全員が応援できるクラブ活動を目指す。
  3. 崇徳祭・クラスマッチ・バレーボール大会等を通して、全校生徒の成就感や達成感を高める。
  4. 生徒会活動・各委員会活動を支援し、生徒自身の自主的・自律的な活動を充実させる。
  5. 浄土真宗の精神に基づく教育を展開し、宗門関係学校で構成される龍谷総合学園の「仏教×SDGs」をキーワードに、プロジェクトを推進していく。

5.募集・広報活動

[高等学校・中学校]

目標

「本校を第一志望とする生徒」の入学。

方策

  1. 学校見学会・説明会・授業公開を通して、本校を理解した生徒・保護者に選んでいただく。
  2. 生徒の活躍(学習面・学校行事・クラブ活動等)をタイムリーに学校ウェブサイトへ掲載する。
  3. 各分掌が所轄するウェブサイトの内容をより自主的に更新・情報発信していく。
  4. 中・小学生とその保護者を対象とした学校説明会をより一層充実させる。

6.学校経営・組織体制

[高等学校・中学校]

目標

「迅速な情報共有と知恵の結集で改善を」

方策

  1. 企画委員会と各分掌部会議との双方向性を維持する。
  2. ICT機器や校内ファイルサーバを有効活用して、迅速・確実な情報共有を行う。
  3. 「Google Workspace」を導入し、オンライン活用型学習の工夫に取り組む。
  4. 「学校経営計画」に基づき、各分掌が組織目標の設定・中間総括・年度末総括を実施する。
  5. 校長が、月80時間以上の超過勤務を行った教職員への声掛けを継続する。

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教務部

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  1. 授業時間割の適切な運用を行い、生徒の学習環境の整備と充実を図る。
  2. 教務部の業務を可視化し、整理と検証を重ねることで、ミスのない丁寧な作業と弾力的かつシンプルな教務運営を行う。
  3. 学習指導要領の改訂に伴う新カリキュラムを適切に運用しつつ、新たな課題を集約・共有することで、次年度以降の運用を検証する。
  4. 観点別評価導入に伴う成績評価の在り方について、教育研究部・教科主任と連携してその問題点と解決策を研究・検討し、次年度以降の本格運用に向け本校にフィットした運用を模索する。
  5. 教務規定の見直し・改定を行うとともに、規定や内規に則った適切かつ厳格な教務運営を周知徹底する。
  6. 新教務システムへのデータ移行を正確かつ丁寧に行い、成績処理についての新たなマニュアルを作成・提示し、2023年度からの運用を目指す。
  7. 教務関連の諸連絡(教員・生徒・保護者・外部)・各種データの提供・チャイム設定を間違いや遺漏がないように行う。
  8. オンライン授業(気象警報発令時や新型コロナ対応)実施に向けた運用方法を、教育研究部を中心に関係各部署と連携して、研究・検討する。
  9. 各種講座(受験対策講座・学力補充講座・発展講座)の効果的な運用を検討し、学習環境の充実を図る。
  10. 文章作成力を向上させる取り組みをより有効に行えるよう検討・立案する。
  11. 各種書類の電子化を検討する。

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進路指導部

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1.重点課題

  1. 国公立大学合格実績向上のためのサポート
  2. データ分析に基づいた教科指導および進路指導

2.進学実績目標

  1. 国公立大学合格者70名
    [2022年度入試66名・2021年度入試41名・2020年度入試47名]
  2. 難関国立大学(旧帝大)合格者5名以上
    [2022年度入試0名・2021年度入試3名・2020年度入試2名]
  3. 広島大学合格者10名以上
    [2022年度入試12名・2021年度入試6名・2020年度入試4名]

3.留意点

世の中の動向が進路指導する際の羅針盤となる。適切な状況判断とスピード感ある対応に心掛ける。一番最初に咲く桜の花もあれば、一番最後に咲く桜の花もある。最後の一輪まで咲かせることが大切である。

4.進路指導の充実

[高等学校]

先行き不安な世の中の動向を読み解き、将来の職業に直結した進学指導を行い、国公立大学合格者実績の向上を図る。加えて、生徒一人ひとりが受験勉強を通じて小さな哲学を築かせることを切に願う。

[中学校]

多様化する社会に通用する人間を育成するため、自己の在り方、生き方等を考えさせる。生徒に確固たる職業観、勤労観を持たせ、最適な進路を実現させるためのキャリア教育を策定し、進路指導を行う。

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生活指導部

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1.あいさつの励行

  1. お互いが目(顔)を見てあいさつをする。
  2. あいさつができることは、国際社会で活躍する第一歩であることを認識する。
  3. 授業前後のあいさつを丁寧に行う。
  4. 授業においては呼名を行い、返事を確認する。生徒の状況を把握する。

2.時間を守る

  1. 登下校の時間を厳守させる。登校は8時25分、下校は19時に校門を通過する。
  2. 教員は始業チャイム前に教室に入る。入室後は状況把握を行う。担任との連携を図る。

3.規範意識を高める

  1. 制服の着こなしや、頭髪の指導を丁寧に行う。
  2. 公共の場(教室やランチルームなど)の使用において、掃除や利用マナーを守らせる。

4.貴重品管理の徹底

  1. タブレットや携帯電話、財布などの金品の管理を徹底させる。
  2. ロッカーをきちんと施錠させる。大金や貴重品を持って登校した場合は、担任やクラブ顧問が預かる。
  3. 自分の持ち物の管理、大切に使っていくことを推進する。

5.交通安全の徹底

  1. 自転車専用道路の開設に伴い、安全面を含めて校内への乗り入れを徹底させる。
  2. 中高1年生の交通安全教室及び登下校のマナーを徹底させる。

6.携帯電話・タブレットの不正利用や、SNSの利用についてのマナーの指導

7.生徒、保護者、担任、各学年主任、生活指導部、管理職との連携を密にする

 

[生徒会係]

1.自主的精神の涵養

  1. 生徒会行事の計画・運営を執行部中心に主体的に取り組ませる。
  2. 日常生活における生徒の要望や意見をまとめ、改善点や問題点を考えさせる。
  3. 専門委員会を包括した活動を展開する。各専門委員会を活用した運動や仕事を計画し、運営させる。

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宗教教育部

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1.学園関係者全体が、仏参や仏教行事などを通して、仏教のみ教え(親鸞聖人のみ教え)を学び、自己中心的にしかとらえられない自己の愚かさを自覚すると同時に、他の気持ち(喜びや悲しみ)を少しでも分かち合える人を育てる

  1. 宗教科と連携し、本学園の建学の精神とそれを具現化した四綱領について学ぶ機会を設けるとともに、仏教行事が厳かに勤修できるよう適切に計画・実施する。
  2. 仏参や仏教行事を中心に、学校生活の中で宗教的情操を育む。

2.瞑想の徹底や合掌を習慣化することで、一人ひとりが常にわが身を振り返り、日常生活の中で、「今日のいのち尊し」に気づき、様々なことに感謝することができるような人を育てる

  1. 授業前後の瞑想や仏参・仏教行事での合掌・礼拝を徹底する。
  2. 正門・東門・南門での一礼を奨励する。

3.生徒一人ひとりが安心して学校生活を送られるように、「一人ひとりがかけがえのない存在である」ことに気づかせ、お互いの違いを認め合えるような関係性を模索する

  1. 生徒一人ひとりがいじめや差別のない学校生活を送られるように、各学年で人権教育LHRを計画・実施する。
  2. 献血活動を通して、いのちの尊さについて考える。

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総務部

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目標

  1. 各式典の運営を円滑にすすめるため、分掌や学年との連携を深める。
  2. 地域・保護者との連携を図り、安全・安心な開かれた学園づくりに取り組む。
  3. 生徒・教職員が一体となり、校内外の美化活動に努め、過ごしやすい環境作りを目指す。

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企画広報部

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目標

1.男女共学を含む学園をアピール

  • 学校説明会、個別相談会などで広報活動を工夫する。
  • 塾訪問を積極的に行い、連携を強化する。

2.広報活動の充実した展開

  • Webを活用し、オンラインでの広報活動を行う。
  • 生徒の活動を前面に出して、学園の様子を伝える。
  • 校内への広報活動を行い、学校説明会を充実させる。

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高等学校

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1学年

目標

1.基本的生活習慣の確立

  • 時間を守る。
  • 規則正しい生活をする。
  • 礼節を守る。
  • 自分の責任を果たす。

2.基礎学力の養成

  • 1日最低2時間の家庭学習を行う。
  • 積極的に模擬試験を受ける。
  • スタディーサポートや模擬試験の結果を活用し、自己の学力や学習習慣を再確認する。

3.思いやりの心を育む

  • 相手の立場に立って考えることのできる人間になる。
  • いじめを生まない、許さない人間関係を作る。

2学年

目標

1.進路決定に向けて取り組む

  • 情報収集をしっかり行い、進路について考える。
  • 進路実現のための確かな学力を身につける。

2.他者を認め、思いやりのある心を育む

  • いじめを生まない、許さない人間関係の構築。
  • 他者の立場に立ってものを考える。

3学年

目標

1.進路実現

  • 進路目標に向けての学習時間を積み重ねる。

2.日々漸進

  • 高い志を持って社会の変化に主体的に向き合い、グローバルな社会の発展に貢献することを目指す。
  • 他者を感じる力、他者とつながる力を身につけ豊かな人間性を培う。

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中学校

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教育目標

  1. 日々の生活リズムと学習習慣を身につける。
  2. 協働してものごとに取り組む。
  3. 自分の将来を意識した行動をとる。

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